2009年2月7日 晴れ
おなじ仲間?と思っているので、「また来た」と言われてもついつい隣の大工さんに会いに行ってしまう。お茶の時間にわたしも入れて。
私が通っていたLondonのRCAという大学院はとてもコンペティティブなムードで、学校にいる時はいつもなにかに追われている感じだった。なんでこんな学校来ちゃったんだろ?とみんな言ってましたが、卒業すると「いい学校だった」と口をそろえて言う。いま思えば、朝から晩まで作品のことだけ考えていられたなんて夢のようだけど、当時はいつも切羽詰まってた。
それでも、イギリス人は「Would you like some?」と10時と3時に茶を飲んだ。いま、手が離せないんだよってキリキリしてる私を見て「you need a space」とのらっくら言う。
大工さんは必ず10時と3時に休む。このところ、仕事場で棚やテーブルを作っているわたし。あともう少しだからやっちゃえ、あとちょっと、もうちょっと、キリのいいとこで…と5時になり、暗くなるとあせって、最後にものすごい失敗をして二度手間…。
今日、ふざけて立川さん(大工)にパンチしたら「オレ、あばら折れてる…うぅ」。5日前の建て方(棟上げ)で落ちちゃったそう、ごめん。最近、忙しくて寝不足だって言ってたもんね。休まないとケガしちゃう、次のいい仕事のために休むんだよね。spaceって、そのことだけでいっぱいにならないですこし周りを眺める余裕とかゆとりのこと。ほかの人も入るすき間みたいの。
一度、その場を離れる。カラダもココロも風通しよくして、さ、もいっちょ行くか。