時間の設計

2009年2月28日土曜日

diary ともだち 雑感

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2009年2月25日 雨 東京は雪




ワークホリデーでイギリスに行っている卒業生から『ZUBES』が届きました。やった!これでもう、鼻炎はこわくない。大切にいただこう。
ときどきメールで近況を知らせてくれる彼女。ZUBESと一緒にうす緑の便せんに丁寧な文字で手紙が添えてありました。返事を書こうと、どの便せんにしようかレターセットをひっくり返す。

わりと身近な人が、インターネットで知り合って結婚する。2人はもう、子供もいて幸せそう。いろんな出会いがあるんだなぁと思う。

ロンドンのシェアフラットで上の階に住んでいたキヨミさん。日本人ツアー客の空港送迎をしていて、朝早いからいつもピリピリしてた。あるとき、「もう帰ることにした。最後に誰かイギリス人の友だちがほしい」とTimeout誌(日本のぴあ)の‘Lonely Heart’のコーナーに投稿、「日本人女性。イギリス人の友だちがほしい。」そしたら。どばぁ〜っと手紙が届いて、その中で、青い封筒の建築家と結婚した。すーごくキレイになって。彼は日本人女性に興味があるものの、街中でいきなり声をかける勇気がなく、筆をとったんだそう。GuardianやIndependent(日本でいえば、朝日や読売みたいな新聞)にもLonely Heartのコーナーはあって、「夫に先立たれて、子供も育ち、誰か週末一緒にオペラを見に行く友だちがほしい」とか。わかりやすい。でもコレも今はネット上で行われているのかな?

私は、顔とか、声とか、匂いとか、触ってみたい。その人の時間や気配を感じることのできる手がかり、便せんの色、ペンの種類、切手、ハガキの写真…から妄想したい。画面に並ぶ「ありがとう」の文字は、たったのすぐに彼女に届くけれど。彼女が封筒をポストに見つけて、差出人を確かめる。封を切って、綺麗に畳んだ便せんを広げて文字を追う、そういう時間の設計を考えるのが、好き。

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