2009年3月17日 晴れ
小学校6年からの親友、育ちゃんが引っ越したので新居に遊びに行った。
育ちゃんから電話もらったこと、ない。
会わなくても、ゆるがない関係。親友は1、2、3…7人?
歴史とか偉人伝とかノンフィクションしか読まなかったわたしに小説を教えてくれた。大学へは行かず、地元の会社に就職。職場結婚の末、いま大学1年と高1の母。最初の家は、20代でローン完済。1代で2件目の新しい家は、車が並列に2台停められて、慎一郎の柔道着が毎晩干せる、オール電化の家。
育ちゃん、サプリの会社で計量係。ガストでもサラダの計量係だった。
「箱に60包入ってるか、61か59か測っても、すっごい微妙なわけ。1個抜いて59になったら、タイヘンじゃん。それをやるのは、最後の最後。中が4つに仕切られてるから、まず先に、15ずつ入ってるか確かめるの、わたしは。でね、部署替えで来た新人さんに『なんでそれ先に教えてくれないんですか!?』って言われたの。アタシだって自分なりの方法なんだよ。」
「15周年の社員旅行でディズニーSEAに行ってさ、全部ただで、帰りのバス、見た事ないくらい、すごいお弁当で。だけど、5時パートさんだけ15周年報酬出て、3時パートには出ないんだよね。5時パートさんが仕事できるかっていうとそうじゃないんだけど、アタシは5時まで働きたくないの。」
子供にゲーム機を持たせない友人の子が、攻略本を丸暗記して、学校ではTクンに聞けばわかると尊敬されてる話。
「勝手だなあ。あたしっちが鬼ごっこしてたのと同じなんだよ、ゲーム。」息子・慎ちゃん(高1)は食後ずっとゲームやってる。
タクシーで帰ったため翌朝、車を取りに行く。育ちゃん、ちょうど出勤前。食卓にラップがかかった「ソーセージを添えたチャーハン」のお皿とクリームパンが置いてある。
「かなこのお昼?エライね、育ちゃん。」
「別にフツーしょ。」
育ちゃん、好き。