3月29日(日)大岡信ことば館にて、ワークショップ 「いろ・色・カード」 はる色、みーつけた!を行います。
こどもたちとのワークショップを始めたのが、2010年。
毎回、やってみないとわからないコトが多いけれど。
架空の植物を考えるという“ファンタジー植物図鑑”のとき。
いつからか、お花を描いてっていうと子供はこう、描く。「そんな花、あんの?」と聞くと、「なーい。」とか平気で言う。たかが、10年やそこら生きてきただけで、ずいぶんと刷り込まれちゃったもんだ。
え?宇宙から来た?とおもうような植物を置いている冷蔵庫のない近所の花屋さん「Ombak」。彼らに頼んで、教室を植物園みたいにして子どもたちを迎えた。先が鈎裂き状のトゲを持った種を手にすると、からみついてオトナの私でも取れない。
「これは砂漠に住む植物の種。通りすがりの生き物にくっついて、遠くへ運んでもらうためにこうなってる。」
食虫植物も、
「一度、指でスーッと動かして、虫がいるように見せかけても反応しない。植物にとって、動くのはものすごくエネルギーのいることだから、確実に虫がいるとわかるまで動かないんだよ。」ホントに、2回目で動いた。(ごめん、だましちゃって。)
そんな話を聞いたからか、子供達が描いた植物はみんな、根っこがついていて、どうやって子孫繁栄するかも考えてあった。
おもしろーい!
が、しかーし!
色を付け始めたら、ガックシ。
色を混ぜて作る、という発想がない…チューブからぶりっと出したまんまの色。
色、自分で作れるんだよ。
というわけで、翌年考えたのが「いろ色カード」。赤・青・黄の3色+白だけでほとんどの色が作れるよ。
2013年にことば館で、このワークショップを行った時、3時間では足りなかった。もっとゆっくり、色の名前も考えたかった。
3月29日(日)に、いろいろ芽吹く春の楽寿園で春色をみつけて、自分だけの色に世界でひとつの名前をつけてみます。自然の中からみつけたものを持ち帰って並べてみると、緑にもいろんな緑色があって、どれひとつ同じでないコトに、子供達も驚く。
参加者の募集が始まりました。対象は小学4年生〜中学生です。定員20名。
昨年の様子は、こちら→いろんな名前の色ができました。




