2013年6月7日(金)晴れから、夕立ち。
ARTORO第2回講座は、6月9日に、田植えを行います。参加者のみなさんは、それぞれ宿題の種籾から育てた稲をもって13時に集合。私は朝8:30から藁(わら)と籾(もみ)を田んぼの土で覆って野焼きをする実験を行います。
去年(2012年)11月、一人トコトコ身延線で松本へ向かう途中、沿線は稲刈り後に焼畑をする風景が続いた。
で、ふと思った。
登呂遺跡から、土器を焼いた窯場は出ていない。もしかして、稲刈り後の藁を使って、田んぼの上で土器の野焼きをしていたんじゃないか?とそんな風景が頭に浮かんだ。さっそく、アンコメさんに聞いてみると焼畑をすることで、雑草抑制効果と土の養分になるとのこと。次の年の準備をするわけだね。
登呂の出土品に、壊れた土器を桜の皮で継いだものがある。土器を大切にしていたことが伺える。そう思うと、米は年に一度しか穫れない。収穫後に出た藁を、私たちの祖先じゃ無駄にしなかったのではなかろうか?
(写真:野焼用に田んぼの土を細かく砕いて、乾かしていたら、突如現れた広幡小(藤枝市)の子供たちが手伝ってくれた!)
