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毎度のことながら、ワークショップをやってる当事者は、作業中の写真が撮れません(笑) |
今、目の前にあるのは、昨日のARTORO‘土がぼくらにくれたもの’ 第1回講座『土の製造元は、地球!~土の採取・人と土のなが~い関係~』後、参加したみなさんから飛び出した『?』と『!』。
思えば、去年の2012年5月18日、登呂の田んぼ土を4kgいただいてから、ちょうど1年目にあたる昨日、講座を、7回にわたる連続講座を一緒にやろうという仲間と登呂遺跡の住居跡に立ったことは、言葉にならないほど感慨深かった。
みんなで考える面白さは、例えば来月の第2回講座『土で、米を作る。〜米は種。なぜ撒かないの?〜』に向けての宿題。米の種籾を自力で発芽させて、苗にしてくること。この種籾は、ついて精米すれば、玄米またはお米として食べられる。農家の青木さんがまったく同じ種籾から田植え用に苗を育てて来てくれるんだけど。
「どれでも好きな種を持っていってください。」
「関取とか、金太もちとか、強そうな名前ばっかりだね。相撲は昔、関取が一番強かったから、強い種に強そうな名前をつけたのかな?」ふぅん、おもしろいところに目を付けるね。
今日、第1回講座に参加できなかった4名に宿題の種を渡さなくちゃ!と、農家の青木さんに聞いてみた。
「強そうな名前だねって言ってた方がいたけど。」
「関取は最初、“雲竜”って名前だったんだ。でも、雲竜が弱くなって、関取に変えたの。稲は、倒れたらネズミに食われてしまう。雲竜が負けたら縁起わるいじゃん(笑)」
そうっかぁ、名前って大事。日本は、飢饉があると年号を変えてしまったり、忘年会とか言って、イヤなことは忘れちゃえ!精神がある。強そうな名前をつけることで、米が豊作であるようにって願をかけたの、納得いくなぁ。
ARTORO第1回、7ヶ月にわたる連続講座。海のものとも山のものともわからんものに自己投資しようって人は、おもろいやつが多いんだ。私、知ってる。
天気も晴れて、キックオフ!参加者・スタッフ全員、士気は上がった,I presume so.
みんなの『?』と『!』は、第4回講座『土で、器を作る。〜田んぼの土が焼きものになる?〜』に、答えられる『?』はお返しして、一緒に考えたいところは深く考えたいと思う。
