実感のあることばで、話そう。

2015年4月20日月曜日

アートロ

t f B! P L

 2015ARTORO「土がぼくらにくれたもの」第一回が無事おわりました。

土は、地球からのギフト。何はなくても土さえあれば、食べるものも土器(道具)も作りだせると、田んぼの土で土器をつくり、同じ田で稲を育て、秋に収穫した米を土器で煮炊きして食べる登呂遺跡で始めた活動が、ARTORO。2012年から実験を始めて、4年。参加者も交えて、みんなで考える講座としては3年目の集大成。私は今年、やけに気負っていた。手伝ってくれる学生の数も増えて、準備をし過ぎたかもしれない。現代的学びの欲求を満足させるアプローチをしたかもしれない…と夕べは、地に埋まっちゃうぐらい反省した。

そしたら今日、たのしかったぁーというメッセージがいろんな方から届いてる。
んで今、参加者が講座の最後に書いた『?』と『!』を見て、涙出そうになる。

ー自給自足って、たべものだけじゃなくて、道具もじゃん!
ー葉脈底に感激しました!そこにあるもので実は全てが回るんじゃないかと常々思っておりまして、昨日土と石のことを考えていてとても素晴らしいタイミングでお話を伺えて嬉しいです。
ー予想を超えた盛りだくさんの出来事で心身へ馴染ませるのに時間がかかりそうです。(笑)僕らの身の回りには何が豊富にあるんだろうかと思うに至りました。
ー田んぼで掘り出した灰色の土、すごく鉄っぽい匂いした!(←あー、これ!!こんど、話そう。by私)
ーそもそもどうして、粘土を焼くことになったんだろう?
ー手の温度で土の水が飛んでく。葉の表面がすべすべしてるとよくすべる。粒子の細かい土はさわって気持ちいい。
ー土も地球のかけらだ。



etc.
そうだ、もう動いているのだ。
3年やっても、毎年おんなじことやらない。いつだって、LIVE。目の前に起きているコト、いる人と自分の五感を使って、どっち行くのか決めていく。0から十にしてもらった今の時代に私は生まれて、ここから百、千、万はラクじゃん!て思う。わたしたちはこれから、どんなふうに目の前の世界を読み、判断して、なにをすべきか決めて行くのだろう?あぁ、そうか。そう言う時、一緒に考える仲間がいてくれるのが本当に嬉しい。

今年は常葉大学の安武教授と未来デザイン研究室メンバーが記録を担当してくれることになりました。昨日はじめて観察してくださって、面白かったのは“話の途中でぜんぜんちがうモノに興味を示す方”とか、“この葉っぱを採りましょうって言ってるのに、ぜんぜんちがう葉っぱ探しに行っちゃう方がいた”とか、すごくおもしろい観察をしてくれた。

私の昨日一番の反省は、予想外の質問を食らって「それ、もちょっとあとで話します。」みたいに答えたこと。何に興味をもつか、自由。この順番で学んでほしいなんてのはおかしいだろ?といつも思ってるのに、なんだ、その答えは?自分!
「んじゃ、こんどそこ調べておせーて。」って言ったっていい。
ここ、みんなで考えるとこだから。

実感のある言葉で、話したい。

まず、直面したのが、講座開始30分前に判明したARTOROの田んぼになんとトラクターが入っていた!なにすんだよぉ!さて、どうするよ?

ひとり、べつの葉っぱを探しに行く人。(笑)

午前中は雨ふっていたのだけど…(自慢ですが)私の関わったワークショップやイベント、雨ふりません。

頭から血が出るほど(うそ)いっしょに考えてくれる、今年のスタッフ=常葉大学の樽本さん、古本さん。静岡デザインの佐藤くん、小泉さん、西堀さんもよろしくね。

archives

QooQ