おんなじ土でもちがった!

2014年7月14日月曜日

アートロ

t f B! P L

イラスト:長谷川未紗

2012年6月。ちょうど2年前か。登呂会議の田嶋くんをとおして、長坂さんと会った。田んぼの土で器をつくり、おんなじ田んぼで稲を育て、秋に収穫した米をその器で食べようと始めたARTORO。

この4月になって、「え?アナタの言ってる土と、私の言う土って、ちがくね?」と。

で、いろいろ調べた。嘘をつきたくないし、自分の腹でわかりたい。地質学プロの友人を呼び出したり、論文もあちゃこちゃ引っ張り出して(って、もっとも正しいインターネットの使い方しょ?)ふむふむ。彼の言う土とは、植物や生物の遺骸などが混じった有機物満載の「土壌」。私の言う土は、無機物の粘土(岩石の風化物)つまり土壌のもととなる母材。

頭ではわかった。

そしたら、コレ!


2012年の田んぼの土です。窯業界では土は寝かせたほうがよいという。イギリスの友達はヨーグルト入れてたりしたけど(笑)ちゃんと菌が有機物を分解し、空気に触れていないところの鉄分は青灰色になる。迷信ではなく、土壌1gに数十億いるという菌がなんなのかわからんくても、これを見て腑に落ちたよ。あー、働いてる。

アンコメさん、キミの言う土とアタシの言う土はちがうよ。

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