ちいさなさざ波

2011年2月14日月曜日

diary

t f B! P L

2011年2月13日(日)


中学の時だった。
育ちゃんのお母さんが
「玲子ちゃんのおばさんは足が悪くて、大変ね」と。
「え?足わるくないよ」と私は答えた。
その晩、
「悦ちゃん、足わるくないよね?」と母に聞くと、
「え?足、ひいてるじゃん。アンタ気がついてなかったの!?」
「…」「いつから?」
「ウチに来た時から。」

そのあと、彼女に会うと、自分はいったい何を見ていたのか?と唖然としてしまうほど、悦ちゃんの足は不自由だった。母の弟のところへ華奢なお嫁さんが来たのは、私が小学校低学年の頃。小さな身体に、目がぱちっとしたきれいな彼女が私の叔母になった。

ヒトを印象づけているものって何なのだろう?

大学の時、毎晩バイトが終わってから、うちに遊びに来たさかぎしさん。なぜかロンドンも同時期に滞在していた。
おしゃべりな彼、時々もういいよって思うけど、アタマが良くてチャーミングな彼のことが大好きだ。
帰国後しばらくして、彼と電話で話していた時、
「オレなんか、ぜったい結婚できないと思ってるから」
「え?なんで?」
「だって、娘さんをくださいって、こんな首カクカクってやってたら、イヤでしょう?」
「なにが?」
「え?だってオレ、チックだからさぁ。」
「……」
「え?なに、玲ちゃん分かってなかったの?」
「癖だと思ってた。」
「えーっ。オレ、もうビートたけしが出てきた時、びっくりしたもん。わっ、チックなのにテレビ出てる」って。

いったい、私はどこを見ているんだろう?

さかぎしさんは今、二児の父。分かっちゃいないと思うけど、私が最も信頼している3人のうちのひとり。

一度、母の弟つまり叔父と夜、歩いてたとき、
「玲子、おまえはこの人のためなら、なんでもする。ってそう思ったことあるか?」と聞いた。「そんなの、まだない。」「おれは、悦子のためならなんでもする」たぶん、わたし中学か高校で、なんで叔父は私にあんなこと、言ったんだか。

そんなことがね。
こないだのBBCの番組で起きた被爆者嘲笑問題を、みんながいっせいに取り上げた遠く彼方で、さざ波のように私をちょいと押したのです。

あ、友だちの展示の手伝いで帰れなくなって、ウチに泊まった時、さかぎし君は小学生の男の子の匂いがした。



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