2008年10月23日(土)
10月25日(土)松本市にあるギャルリ灰月にてワークショップ「100gのキモチ」を行いました。参加者8名、16歳~56歳までのいろんな方たち。
きっかけは、私。ある日、100gの土玉をいくつも作り、さてここから全部ちがうカタチ、どれだけバリエーションを出せるかやってみようと始めたこと。同じものを作ろうとしても、できないことはわかっている。でも、改めて土の可能性に驚いたのです。これらが皆、同じ100gの土からできたものと、どうしても信じられない。
土と作業をするコトは小さな自然と闘う…というより共存の道を探るようなものです。こちらの要求ばかりでは言うことを聞いてくれない。聞いたふりをしても、「そりゃムリよ!」と後でひびが入る(笑)毎日、土と向き合っていると「早く気づいて」と土の方から促されているようです。
わたしたちは、本能的に土という素材でできたものを見ると、これは誰かの手によるものだと知るのではないでしょうか?土に誰かの手が触れる。指の跡が残る。だからその手の跡を読み取ろうとする。自分がその世界へ入ろうとしたり、何かを入れてみたり、これは何に使うんだろうか?どうしてこんな模様にしたんだろう?ものが見る人と対話を始める。
そしたら全部、わたしの手を通った100gの形より100人の100gが見たくなって、このワークショップを企画しました。100人分できたら、『100gのキモチ』展を開催します。一緒に土と話をしてみませんか?参加者募集です。
<ギャルリ灰月でのworkshop風景> |
