(内容とぜんぜん関係ないけれど)近所の‘4’がない駐車場 |
昨年11月に「大岡信ことば館」でおこなった、「ことばとリップ」というワークショップ。
3月に旅したトルコで、偶然、フェリーの向かいに座ったかわいい女の子二人がどんな話をしていたか、想像して会話を考えるというワークショップ。
その場で、二人の女の子の性格や年齢、学生なのか働いてるのか、名前も考えてもらって、アドリブで映像に会話をのせるというもの。参加した小学6年生は、初めて会う相手が投げてくることばにもポンポンと答えて、会話をしてすごいなあと思った。
実際にトルコの女の子たちがどんな会話をしていたか?日本在住26年のトルコ人女性にきいてみると、小学6年生たちがアドリブで作った会話と変わらなかった。携帯の充電が切れちゃうとか写メを見ながら写りがいいとか、わるいとか。(そう思うと、小説の中にでてくる会話をつくりだす小説家ってすごいなぁ。)
会話は、本来流れてゆくもの。
それが記録に残る、チャット。
流れていくはずの会話を読み返すことができる。
今日はなんだか、電話の方が励まされた。
コンピュータのテキストから、表情は読み取れないもの。
大学の頃、とても好きな人がいて。(わかる人には誰のことかわかるけど、まあよしw)
アンタが何かやりたいっていうなら、アタシが何としてもさせますっくらい、男前な恋。そのうち、どこまで自分で、どこまであちらなのか、わからなくなって、ある日、私はひとりロンドンへ行く。
頼る人が誰もいないところで、自分一人で決めて、嬉しいこともしっぺ返しもたったひとりで受け止める、そういう環境に身を置きたかった。(なつかしいな、25年も前の話。)
国際電話はとんでもなく高く、話したくても電話もできない。そんな時、彼の実母が亡くなった。私はシェアハウスに住んでいて、公衆電話が1つあるだけ。外人さんが受話器を取る可能性も高く、訃報を知らせる彼の電話は、私に届かなかった。ようやく、帰国した時「帰ってきてほしかった」と涙目の彼。その前後に出会った女性と結婚するという。(泣きてーの、こっちだよ)
昔は、早馬だったんだよね。
「殿、一大事です。」ってたどり着く頃に、事態は変わっていたかも。
時間も距離もどんどん縮まって、これまでの「しかたあるまい」の基準があがってないか?
諸行無常って、あきらめじゃないしょ?
speak to you later.
talk to you later.
text you later.
私は、顔を見て話したいし、
ハグをしたい。
会話は、流れてく。誰も録音してない。
でも。
何気ない会話の中に、人生をぐるんと変えられるほどの言葉に出会ったし、
忘れられないほど傷つけられたこともあるよ。
